Project

文化の力をひらく3つの事業

文化の力で、地域と事業を更新する

N37は、独自の「文化の力フレーム」を用いて、地域・事業の潜在価値を構造化し、未来につながる形へと設計します。

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文化の力フレームの特徴

1. 実務から生まれたフレームワーク

雪国観光圏や宿泊施設のリブランディングなど、実際のプロジェクトから組み立ててきた枠組みです。机上の理論ではなく、「現場で使える構造」であることを重視しています。

2. 「資源×作用→力」で、文化を構造的にとらえる

環境・関係・技術・歴史・知といった資源と、その使われ方(作用)から、「文化の力」がどこにあり、どこに伸びしろがあるかを整理します。感覚的だった「らしさ」や強みを、共有可能なマップとして可視化します。

3. 学び → プロジェクト → 長期連携まで一気通貫

単発の研修から、個別の事業・ブランドづくり、将来的な企業・ファンド等との長期連携まで、同じフレームでつなげることができます。段階に応じて、どこからでも始められます。

モジュール構成

文化の力をひらく3つの事業は、共通のモジュールを組み合わせて設計されています。

  • 講義
    文化の力フレームの基本構造と事例を共有し、「文化を見るための視点」を揃えます。
  • 診断
    ヒアリングにもとづき、「どの資源・どの力が効いているか」「どこに伸びしろがあるか」を整理します。ライト版からフル版まで対応します。
  • 設計
    診断結果をもとに、「どんな関係性を結び、どんな意味を育てていくか」を軸に、コンセプトや事業の方向性を設計します。
  • 監修
    定例会議への参加や施策レビューを通じて、コンセプトとの整合性を管理します。意思決定の支援とクオリティ・コントロールを担います。
  • インデックス(将来展開)
    診断結果を蓄積し、地域や組織ごとの「文化の力」の変化を見える化する基盤として整備していきます。

これらのモジュールを組み合わせて、3つの支援メニューを提供します。

文化の力をひらく3つの事業

1. 文化の力研修

文化の力フレームの基本を学び、自分たちの地域・事業を捉え直すための研修です。

DMO・自治体・企業の担当者や、地域の実践者が主な対象です。

メリット

  • 組織内で「文化」を語るための共通言語ができる
  • 資源や力の観点から、現在の活動や事業を整理し直せる
  • 実際の事例を素材にしながら、具体的な施策のヒントを得られる

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2. 文化の力ブランディング

地域、企業、組織、プロジェクト、拠点などを対象に、文化を軸にしたコンセプト・事業づくりを行います。観光分野に限らず、文化や「場の力」を中心に据えたい取り組み全般を支援します。

メリット

  • 文化の「厚み」と「結合度」という観点から、強み・弱み・現在地を整理し、いまの状態を整理し、次に打つ手を選べる
  • 「弱みを埋める」より、インタビューの言葉を手がかりに強い偏り=独自性を見つけ、コンセプトとして言葉にできる
  • コンセプトとターゲットの仮説を定性調査で確かめて、発信・販売の判断基準(やること/やらないこと)まで整えられる

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3. 企業・地域マッチング

文化・芸術・地域支援に取り組む企業・財団・ファンドと、地域側(DMO・自治体・事業者)をつなぐための設計と監修を行います。企業の文化投資と、地域の文化再生を一体で考える枠組みです。

メリット

  • 企業側の投資テーマと、地域側の文化的な独自性を、同じフレームで整理できる
  • 「どこで噛み合うか」「どの力を一緒に太らせるか」が明確になり、プロジェクトの設計がしやすくなる
  • DMO・事業者・企業・ファンドのあいだの調整を、共通の言語と構造で進められる
  • 長期的なファンドやパートナーシップの物語を、「文化の力」の観点から説明できる

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関連プログラム:述語人材(仮)講義・研修

文化の力フレームで、分析と設計を行ったあとは、実践のフェーズです。

  1. 分析: 読み解く
  2. 設計: 施策に落とし込む
  3. 実践: つなぎ、動かし、次に渡す

実践フェーズでは、「誰がやるのか」「どう続けるのか」が課題になります。
その空白を埋める役割を、私たちは仮に「述語人材」と呼び、整理を進めています。

現時点では講義として、作用が起きる条件(テーマ/場/座組/手順/成果物)を、事例と一緒にお伝えできます。

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拡張性:文化の力インデックス(構想)

N37では、診断の結果を蓄積し、地域や組織ごとの「文化の力」の状態や変化を可視化する

「文化の力インデックス(仮称)」 の整備を進めていきます。

  • 各地域・各組織の「文化の独自性」を、同じ座標系の上で客観的に把握できる
  • 時系列の変化を追うことで、「取り組みの前後で何が変わったか」を確認できる
  • 複数の地域・拠点・プロジェクトを比較しながら、次にどこへ力を注ぐべきかを検討できる

研修・ブランディング・マッチングで得られたデータを統合し、

長期的には、「文化の力」を地域や組織にとっての資産として扱える基盤づくりを目指します。

料金は、案件の規模や組み合わせによって設計します。

まずは現状やご関心をお聞きし、どのレイヤーから始めるのが適切かをご一緒に整理させてください。

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